「100円ショップ防災手帳」龍洪守人 著作
を読みました。
読む前は、「100円ショップで買える防災グッズの紹介かな?」程度に思っていたのですが、違います。
ヒトリさん
楽しく読むことができました。
「SOSのとき、鏡で救助を求める方法を知っておく」
「自作ランタンで、ろうそくを繰り返し使う」
引用元 |『100円ショップ防災手帳』 龍洪守人 著
など実際にすごく役に立つであろうサバイバル的なことから、
「赤ん坊のミルクは砂糖水で代用できる。困っている親がいれば分けてあげる」
引用元 |『100円ショップ防災手帳』 龍洪守人 著
など、知っておくと人を助けられる知恵まで。
100円ショップで買える防災グッズを使った防災術の本ですね。
特に興味深く思ったのは、非常用簡易トイレを100円ショップのアイテムで自作する方法です!
園芸用の細長いプランターにポリ袋をかぶせる、という方法なのですが、なるほど確かにプランターってバルコニーにあったり、学校にあったりするし、著者は特に女性におすすめしていますが、男性もやっぱり便器のようななにかにまたがる安心感があっていいのかな、と思いました。
段ボールで作るっていう方法もあるけど、すでに余ってるプランターがあるよって人は、知っていると便利なのかなと。こういう視点って、他の防災本の中では、中々みかけなかったので、興味深く読ませていただきました。
他にも、戦争が起こった時、という数ある災害の中でも中々想像を働かせにくいことから、わりと身近な水害や地震などの災害のことまで、幅広く書かれています。
本の大部分は、1ページに1防災の知恵について書かれているため、読みやすいと思います。写真もたくさん使われているので、わかりやすいですね。写真が白黒なので、少し想像力がいるかもしれませんが、おもしろかったです。